年代不詳
鈴鹿市深溝町です
深溝町の「深溝」は むかし在所に灌漑用水を引いたとか そのような古事によるものでしょうか
鈴鹿市の西部には鈴鹿山脈に連なる丘陵地が広がります
深溝町のあたりを調べてみると標高78.5mでした けっこう高地にある集落です
集落の中に蜘蛛の巣のように伸びた路地を辿っていきます
だるま寺で有名な江西寺の西をしばらく進んだY字路の角に 小さな祠が見えてきました
お祀りされているのは 石幢の龕部のようです
たいへん摩耗が進んでいて 六面に面が取られていることが辛うじてわかるほどですが
左の面には地蔵さんの姿をなんとか認めることができます
龕部に対してわりと大ぶりな地蔵さんのようです
三重県の六地蔵石幢は伊勢との関連に由来するものが少なくありません
深溝には神宮の御厨があったようですから
この地蔵さんはそのことと関係がありそうに思えます
コメント