江戸時代
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六地蔵石幢の中には六地蔵を浮彫りの地蔵さんではなく種子で表したものがあります
以前に紹介した守田の九品寺の石幢には龕部六面に六地蔵の種子が刻まれています
これと同じような石幢が依那具の西念寺にも残されています
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西念寺は木津川の右岸に広がる依那具の水田地帯の南端にあります
境内に入るとすぐに ツツジの垣に囲まれた六地蔵石幢が迎えてくれました
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ツツジの垣の上に中台から上がのぞいていますが 幢身から下は全く見えません
九品寺の石幢と同じように 龕部の各面に線刻の蓮華を陰刻して その上に地蔵の種子を薬研彫りにしています
九品寺の石幢には元禄四年の刻銘がありますから おなじように江戸中期頃のものとみられます
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参考書籍
「上野市史文化財編」P680 上野市史編さん委員会 編
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