欣浄寺の六地蔵石幢 伊勢市一之木

室町後期

三重県内の六地蔵石幢を追いかけています 当初は30基程度だろうかと考えていたのですが 想像以上に多く見つかります 奈良県内には数基しか見られないことを思うと 三重県内の六地蔵石幢の多さには特別な事情があるのだろうと思えますが はっきりした理由までには辿り着くことができません

伊勢市一之木「しんみち商店街」のすぐそばにある欣浄寺 
境内をぐるりと見渡してみたのですがそれらしい石幢は見当たりません 諦めかけて本堂の裏に廻ってみると ほかの地蔵さんらと一緒に ポチくんやマリちゃんのお世話をしておられまし

かろうじて龕部だけが残された重制石幢 室町末期の作と推定されています 閃緑岩が使われていて緑色が美しいです 地蔵さんは半肉彫りされていて 合掌 梵筺 蓮華 宝珠錫杖 施無畏 念珠となっています

参考書籍

「伊勢市の石造遺物」伊勢市教育委員会 P168

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