天和二年(1682)
伊勢市二見町荘 海辺には伊勢神宮の神事に使う堅塩を作る御塩殿神社があります 御塩殿神社から西に500mほど歩くと もう少しで荘の外れというところで左手に墓地が見えてきます ここが荘墓地です
奉造立施主二見庄村番近屋祖母
右志者為被楨安亡者
干時天和二壬戌年月日
と刻銘があって 江戸中期の造立です
大きな耳 ふくよかなお顔の地蔵さんです 目鼻もよく残っていて美しい 二見町史には同じ時期に造立された『字松下の尊像とお顔が似ている』とあります 持物は宝珠錫杖 幡 錫杖 念珠 合掌となっています
参考書籍
「二見町史」P594 二見町
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