昌慶寺の六地蔵石幢 多気町朝柄

長享二年(1488) 

丹生大師の山門から和歌山別街道を西に進むと5kmほどで朝柄にでる 含笑山昌慶寺がんしょうさんと読むのだろうか 御本尊の観音さんのアルカイクスマイルを賛じたものだろうか 本堂の横手にまわると三界萬霊碑に並んで石幢が立っている

傷みがはげしく銘文を読み取ることはむずかしいが 幢身部に『千時長享二戌申中十一月十三日』とあるらしい これは下多気の文明十八年銘のものに遅れること二年 県下の在銘石幢の中では比較的古いものである

 参考書籍

「勢和村史資料編」P636 勢和村     

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