年代不詳
安濃町草生仲之郷 経が峰の東麓 低い丘陵に囲まれた静かな在所です
さほど大きくない集落を見渡すと お寺の瓦屋根が三箇所も見えます
その中の一つ 恩仲寺に向かうため 緩い坂道を登って行きました
境内に隣接する墓地の入り口に立つ六地蔵石幢
六角の基礎の上に1mに満たない小さな幢身を立てて
その上に軒反りのない厚い笠石を載せた単性石幢です
同じ安濃町太田の仲楽寺の石幢をそのまま小さくしたような石幢です
単性石幢は時代が下るにつれ地蔵さんの線も弱くなり華美な装飾がふえていきますが
こちらの石幢はそれ以前の時代のもののようです
左に並んでいる六地蔵さんに正徳の紀年銘が見えているので
その前の江戸前期頃を担当されていた六地蔵さんかもしれません
参考書籍
安濃町史通史編 P854 安濃町
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